世界遺産・嚴島神社が鎮座し、国内外から多くの観光客が訪れる宮島。海に浮かぶ朱の大鳥居はあまりにも有名ですが、その魅力は定番スポットだけにとどまりません。
今回は、宮島の魅力を知り尽くした(つもりの)私が、カップルや家族連れだからこそ楽しめる、ちょっと特別な「穴場スポット」と「体験プラン」をご紹介!定番コースにプラスαして、宮島観光を120%満喫しませんか?
定番だけじゃない!宮島の隠れた魅力発見スポット
まずは、多くの人が訪れる定番スポットから少しだけ足を延ばして見つかる、とっておきの場所をご紹介します。
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【静寂に包まれる】 大聖院(だいしょういん)の奥深い魅力 宮島で最も歴史のある寺院、大聖院。本堂だけでなく、少し奥へ進むと現れる五百羅漢の庭園や、願いが叶うと言われる遍照窟(へんじょうくつ)など、見どころがたくさん。ユーモラスな表情の羅漢様は子供にも人気で、家族で「お気に入りの顔」を探すのも楽しいでしょう。カップルは、静かで神秘的な雰囲気の中で、ゆっくりとした時間を過ごせます。
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【レトロ散歩】 町家通り・裏通りでノスタルジーに浸る 表参道商店街の賑わいから一本入った裏通りや町家通り。昔ながらの風情が残る街並みが広がり、おしゃれなカフェやギャラリー、雑貨店などが点在しています。人混みを避け、落ち着いた雰囲気の中で散策を楽しめる穴場です。素敵な写真が撮れるスポットも多く、カップルのデートにもぴったり。家族でのんびりお散歩するのにもおすすめです。
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【絶景独り占め?】 多宝塔(たほうとう)エリアからの眺望 嚴島神社を見下ろす小高い丘の上に建つ多宝塔。ここまで足を延ばす人は比較的少なく、落ち着いて嚴島神社や瀬戸内海の美しい景色を眺めることができます。特に夕暮れ時はロマンチックな雰囲気に。記念撮影のベストスポットとしてもおすすめです。
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【自然を満喫】 御笠浜(みかさのはま)以外の静かなビーチ 干潮時に大鳥居の根元まで歩いて行ける御笠浜は有名ですが、島の他の場所にも、比較的人が少なく穏やかなビーチがあります。例えば、包ヶ浦自然公園方面など。夏場は海水浴や磯遊びを楽しむ家族連れの姿も。カップルで静かに海を眺めたり、波音を聞きながら語り合ったりするのにも最適な場所です。
思い出に残る!宮島ならではの体験プラン
見るだけでなく、体験することで旅の思い出はより一層深まります。カップルや家族で一緒に楽しめる体験プランを選んでみました。
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【宮島グルメ体験】 もみじ饅頭手作り体験 宮島土産の定番、もみじ饅頭。生地を焼いて餡を詰める工程を自分で体験できるお店があります。出来立てアツアツの味は格別!子供から大人まで夢中になれる、家族旅行にぴったりの体験です。カップルで一緒に作れば、共同作業で仲も深まるかも?
- 【主な体験場所・問合せ先例】
- やまだ屋 宮島本店: 表参道商店街にある大手。手焼き体験コースが用意されています。(要予約推奨)
- その他: いくつかのお店で体験が可能です。「宮島 もみじ饅頭 手作り体験」などで検索し、比較検討してみてください。
- 【ここをチェック!】
- 予約: 事前予約が必要な場合がほとんどです。
- 料金・所要時間: 各店舗の公式サイトや電話で確認しましょう。
- 開催時間: 決まった時間に開催されることが多いので、スケジュールに合わせて選びましょう。
- 【主な体験場所・問合せ先例】
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【伝統に触れる】 宮島杓子(しゃくし)作り体験 「幸運をめしとる」縁起物として知られる宮島杓子。やすりがけや焼き印押しなど、オリジナルの杓子を作る体験ができます。旅の記念やお土産にも最適。家族で作った杓子を食卓で使うのも素敵ですね。
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【アクティブ派に】 シーカヤック・SUP(サップ)体験 海上から大鳥居や嚴島神社を眺める、いつもとは違う視点からの特別な体験!穏やかな瀬戸内海なので、初心者でもインストラクター付きのツアーなら安心して楽しめます。満潮時に大鳥居をくぐるコースは感動的。アクティブなカップルや、冒険好きのファミリーにおすすめです。
- 【主な体験場所・問合せ先例】
- パドルパーク (Paddle Park): 宮島島内や対岸の宮島口を拠点に、様々なツアー(大鳥居コース、サンセットコース等)を提供。
- ハートアドベンチャーセンター (Hart Adventure Center): こちらも宮島口を拠点に、カヤックやSUPツアーを実施。
- その他: いくつかの事業者がツアーを開催しています。「宮島 カヤック」「宮島 SUP」などで検索してみてください。
- 【ここをチェック!】
- 予約: 完全予約制です。人気シーズンは早めの予約を。
- 潮汐時間: 大鳥居に近づけるかなど、潮の満ち引きによって体験内容や魅力が変わります。満潮前後がおすすめされることが多いです。
- 集合場所: 宮島島内ではなく、対岸の宮島口(本土側)集合の場合もあるので注意。
- 天候: 海上アクティビティのため、天候によっては中止になる場合があります。
- 【主な体験場所・問合せ先例】
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【自然と絶景】 弥山(みせん)ロープウェイ&ミニハイキング 宮島の主峰、弥山。ロープウェイを使えば、山頂近くまで気軽にアクセスできます。そこから展望台や、くぐり岩などの奇岩を巡るミニハイキングはいかがでしょう?瀬戸内海の多島美を一望できる絶景は圧巻です。体力に合わせてコースを選べるので、小さな子供連れの家族でも楽しめます。
- 【運営・問合せ先】
- 宮島ロープウエー(広島電鉄): 宮島の紅葉谷公園内にある「紅葉谷駅」から乗車します。
- 【ここをチェック!】
- 運行状況: 運行時間や料金は公式サイトで確認しましょう。定期点検や悪天候で運休する場合もあります。
- ルート: 「紅葉谷駅」→(ロープウェイ)→「榧谷(かやたに)駅」→(乗り換え)→「獅子岩(ししいわ)駅」→(徒歩)→弥山山頂・展望台
- 服装・持ち物: 山頂付近は気温が低いことも。歩きやすい靴、調整しやすい服装、飲み物などがあると良いでしょう。
- 【運営・問合せ先】
これらの体験を通じて、宮島の魅力をさらに深く感じてみてくださいね!
ちょっと一息、おすすめグルメ&休憩スポット
- 景色自慢のカフェ: 海が見えるカフェや、町家を改装した雰囲気の良いカフェで、散策の疲れを癒しましょう。
- 宮島名物「あなごめし」: 牡蠣も有名ですが、ふっくらと焼き上げられた穴子がご飯の上にのった「あなごめし」も絶品。専門店も多くあります。
- 家族向けには: ベビーカーでも入りやすい、座敷席がある、子供用メニューがあるなど、家族連れに優しいお店を選ぶと快適に過ごせます。
宮島観光を120%楽しむためのポイント
- 干潮・満潮の時間をチェック: 嚴島神社の景観や、大鳥居の根元まで歩けるか、シーカヤック体験などに影響します。事前に潮汐表を確認しましょう。
- フェリーの時間: 最終便の時間を把握しておくことが大切です。特に日帰りの場合は余裕を持った計画を。
- 混雑を避ける工夫: 可能であれば平日を狙う、朝早い時間帯に行動を開始する、などの工夫で比較的スムーズに観光できます。
- 歩きやすい靴で: 坂道や階段、砂浜などもあるため、歩きやすい靴は必須です。
まとめ
定番の観光スポットはもちろん素晴らしいですが、少し視点を変えて穴場スポットを訪れたり、宮島ならではの体験をしたりすることで、旅はもっと豊かで思い出深いものになります。
今回ご紹介したスポットやプランを参考に、ぜひあなただけの特別な宮島時間を、大切な人と一緒に満喫してくださいね!
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