はじめに:広島の「じゃない方」グルメを深掘り!
広島グルメといえば、お好み焼きや牡蠣が全国的に有名ですが、地元民が愛してやまない、もっとディープな「B級グルメ」の世界があるのをご存知ですか?今回は、数ある広島B級グルメの中でも特に個性が光る二大巨頭、「ホルモン天ぷら」と「汁なし担々麺」を徹底ガイド!これを読めば、あなたも広島グルメ通になれること間違いなし。地元民が「これぞ!」と唸る、熱いソウルフードの世界へご案内します。
コリコリ、サクサク!未知との遭遇「ホルモン天ぷら」
広島市、特に西区福島町界隈で独自の進化を遂げたと言われる、まさに広島ならではの珍味。一度食べたら忘れられない、ディープな魅力をご紹介します。
ホルモン天ぷらって何?
その名の通り、牛や豚の内臓(ホルモン)を天ぷらにしたもの。ミノ、ハチノス、センマイ、チギモ(脾臓)、ヤオギモ(肺)など、様々な部位が使われます(お店によって内容は異なります)。部位ごとに異なるコリコリ、フワフワ、サクサクとした食感と、噛むほどに広がる旨味が特徴です。見た目のインパクトも抜群!
地元流!ホルモン天ぷらの楽しみ方
- 専門のタレで味わう: お店で出される特製のタレ(唐辛子などが入ったピリ辛の酢醤油ベースが多い)につけて食べるのが基本。このタレが、ホルモンの旨味を引き立てます。
- 「デンプラ」と呼ぶことも: 地元では「ホルモン天ぷら」を略して「デンプラ」と呼ぶ人もいます。
- センマイ刺しと一緒に: 新鮮なセンマイ(第三胃)のお刺身を一緒に提供しているお店も多く、箸休めや味変にぴったりです。
- 定食スタイルも: ご飯と汁物がついた「ホルモン天ぷら定食」があるお店も。ガッツリ食べたい方におすすめ。
どこで食べられる?代表的なお店
ホルモン天ぷらは、広島市西区福島町周辺に専門店や提供する大衆食堂が点在しています。
辛さと痺れが癖になる!広島式「汁なし担々麺」
今や広島を代表する麺グルメとなった「汁なし担々麺」。ただの担々麺とは一味違う、その魅力と美味しい食べ方に迫ります。
広島式 汁なし担々麺の特徴
最大の特徴は、その名の通り「汁がない」こと。タレ、ラー油、ひき肉、ネギなどの具材が麺の下にあり、それを豪快に混ぜて食べます。そして、唐辛子の「辛さ(カラさ)」と、花椒(ホアジャオ/カショウ)由来の「痺れ(シビれ)」を自分で調整できるお店が多いのもポイント。この辛さと痺れのハーモニーが、やみつきになる理由です。
美味しさ倍増!汁なし担々麺の食べ方
- とにかく良く混ぜる!: 提供されたら、まず底のタレと麺、具材を最低30回は混ぜるのが鉄則!ここでしっかり混ぜることで味が均一になり、本来の美味しさが引き出されます。
- 辛さと痺れをチェック: まずはそのまま味わい、好みに応じて卓上のラー油や花椒を加えて調整しましょう。
- 味変を楽しむ: 途中でお酢を加えたり、温泉玉子(お店にあれば)をトッピングしたりするのもおすすめ。まろやかさや酸味が加わり、最後まで飽きずに楽しめます。
- 〆は「追い飯」で!: 麺を食べ終わった後に、残ったタレと具材にご飯を投入する「追い飯(おいめし)」は必須!タレの旨味を最後まで堪能できます。多くの店で半ライスなどが用意されています。
どこで食べられる?代表的なお店
広島市内中心部を中心に、多くの専門店があります。お店ごとにタレや麺、辛さ・痺れのバランスに個性があります。
- きさく: 広島汁なし担々麺のパイオニア的存在。シンプルながら奥深い味わい。
- くにまつ: こちらも有名店。パンチの効いた辛さと痺れが特徴。中電前や大手町などに店舗あり。
- 武蔵坊: 濃厚なゴマの風味と自家製ラー油が特徴。
- キング軒: 辛さと痺れを追求する人気店。行列ができることも。
まとめ:広島のソウルフードを体感しよう!
ホルモン天ぷらと汁なし担々麺は、観光客向けというよりは、地元の人々の日常に根ざした、まさに「広島の味」。初めての方は少し勇気がいるかもしれませんが、そのディープな美味しさと文化に触れれば、きっと広島の新たな魅力発見に繋がるはずです。ぜひ、地元民に愛されるB級グルメを味わう旅に出てみてください!
【今回ご紹介したお店(一部)の概要】
※上記は代表的な店舗の一部です。各エリアに他にもたくさんのお店があります。 ※営業時間や定休日、メニューは変更される場合があるため、訪問前にご確認ください。
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