「しまなみ海道、自転車で渡ってみたいけど…」
- 「普段全然自転車に乗らないし…」
- 「体力ないから、途中でバテちゃいそう…」
- 「長い距離を走れるか不安…」
そんな風に思っていませんか? 憧れはあるけれど、サイクリングへのハードルを感じて、一歩を踏み出せない…。
でも、諦めないでください! しまなみ海道は、ガチなサイクリストだけのものではありません。自転車に自信がなくても、体力に不安があっても、自分のペースで「ゆるっと」最高に楽しめる方法がたくさんあるんです!
この記事では、
- 自転車に自信がない方のための「しまなみ海道サイクリング術」
- 最強の味方「電動アシスト自転車」の活用法
- 無理なく楽しめる「ゆるっとモデルコース」
- 休憩も満喫!おすすめ立ち寄りスポット
など、「ゆるっと」しまなみ海道を満喫するための秘訣を、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。スピードや距離にとらわれず、景色、グルメ、観光を心ゆくまで楽しみましょう!
大前提:「ゆるっと」サイクリングのススメ
しまなみ海道の魅力は、ただ走り切ることだけではありません。
- 息をのむような絶景: キラキラ光る海、島々にかかる雄大な橋、のどかな島の風景… 車では見過ごしてしまうような景色を、ゆっくり堪能できます。
- 美味しい島グルメ: 新鮮な海の幸、柑橘、スイーツなど、寄り道して味わいたいものがたくさん!
- 個性豊かな島々の魅力: アートな島、歴史ある港町、静かな路地裏… 自転車だからこそ、気軽に立ち寄って散策できます。
「ゆるっと」サイクリングは、スピードや距離を競うのではなく、こうした魅力を自分のペースで満喫するスタイル。疲れたら休み、気になったら立ち止まる。そんな自由気ままな旅が、しまなみ海道では可能なのです。
最強の味方!「電動アシスト自転車」を使いこなそう
自転車に自信がない方、体力に不安がある方にとって、電動アシスト自転車はまさに救世主!
- メリット:
- 坂道が驚くほどラク!: しまなみ海道最大の難所である「橋へのアプローチ坂」も、電動アシストがあれば鼻歌まじり(?)で登れてしまいます。
- 体力消費を大幅に軽減: ペダルを漕ぐ力をアシストしてくれるので、長距離でも疲れにくい!体力的な不安を気にせず、景色や観光に集中できます。
- サイクリングの楽しさを気軽に体験: 「自転車ってこんなに楽しいんだ!」と感じさせてくれるはず。
- レンタル場所: しまなみ海道沿いの主要なレンタサイクルターミナル(例:尾道、瀬戸田、サンライズ糸山など)で借りられます。ただし、台数に限りがあることが多いので、事前予約が強く推奨されます。(※前回の記事のレンタサイクルターミナル情報も参照ください)
- 料金目安: 通常の自転車より少し高め(1日3,000円前後~が目安。要確認)。
- 【重要】注意点:
- バッテリー切れ: 電動アシストはバッテリーが切れると、ただの重い自転車になってしまいます。走行可能距離(車種や走り方によるが、一般的に40km~70km程度)を把握し、バッテリー残量をこまめにチェックしましょう。途中で充電できる場所は限られています。
- 乗り捨てできない場合が多い: 公共レンタサイクル(しまなみジャパン運営)の場合、電動アシスト自転車は原則として借りたターミナルに返却する必要があります(乗り捨て不可)。プランニングの際は注意が必要です。※一部、民間事業者では乗り捨て可能な場合もあるかもしれませんので、事前にご確認ください。
自転車に自信がない人向け「ゆるっとモデルコース」提案
電動アシスト自転車やフェリーを活用して、無理なく楽しめる「ゆるっと」モデルコースをご紹介します。タイムスケジュールはあくまで一例です。ご自身のペースで楽しんでくださいね!
コース①【楽ちん島満喫】電動アシストで生口島 レモンとアート巡り
- 概要: 平坦な道が多く、見どころもコンパクトな生口島(瀬戸田)を満喫。電動アシストで島一周(約30km)も可能ですが、半周(約15km)やスポット巡りだけでもOK。
- 楽しみ方: 耕三寺博物館、平山郁夫美術館、しおまち商店街、ドルチェ瀬戸田本店などを巡る。
- スタート/ゴール: 瀬戸田港周辺のターミナル
- 所要時間目安: 3~6時間(観光・休憩たっぷり)
- 難易度: ★☆☆☆☆ (電動アシスト利用前提)
《タイムスケジュール例 (表)》
コース②【絶景ハイライトだけ!】電動アシストで来島海峡大橋 往復コース
- 概要: しまなみ海道最大の橋「来島海峡大橋」の絶景を楽々満喫。今治側から電動アシストで橋を渡り、大島の入口(よしうみいきいき館あたり)でUターン。
- 楽しみ方: 全長約4kmの橋の上からの絶景を堪能!よしうみいきいき館で海鮮グルメも。
- スタート/ゴール: サンライズ糸山(今治)
- 距離: 約15km(往復)
- 所要時間目安: 2~4時間(休憩時間込み)
- 難易度: ★☆☆☆☆ (電動アシスト利用前提)
《タイムスケジュール例 (表)》
コース③【自転車は少しだけ】フェリー活用!生口島いいとこ取りコース
- 概要: 究極のゆるっとプラン!尾道からフェリーで生口島・瀬戸田港へ。港周辺で短時間レンタサイクルを借り、行きたいスポットだけ巡る。帰りもフェリー利用。
- 楽しみ方: 船旅と短時間サイクリングの両方を楽しむ。観光やカフェ時間をたっぷり取れる。
- 主な移動手段: 尾道⇔瀬戸田 フェリー+ 短時間レンタサイクル
- 所要時間目安: 半日~(フェリーの時間に合わせて)
- 難易度: ☆☆☆☆☆ (サイクリングはごく短距離)
- 【重要】: フェリーの時刻表(特に最終便)と料金、自転車の積載ルールは必ず事前に確認してください!
《タイムスケジュール例 (表)》
【寄り道編】疲れも吹き飛ぶ!おすすめ休憩スポット
「ゆるっと」サイクリングでは、休憩こそがメインイベント!素敵な場所で、のんびり過ごしましょう。 【重要】各施設の住所・電話番号・営業時間は必ず訪問前にご確認ください!
- 絶景ポイントで一息:
- 各橋の上: 特に「来島海峡大橋」「多々羅大橋」などは自転車道からの眺めが最高!展望スペースで記念撮影を。
- 亀老山(きろうさん)展望公園(大島): 標高307mから来島海峡大橋と島々を一望できる絶景スポット。ただし、展望台までの道は激坂なので、自転車で行くのは上級者向け。麓からタクシーを利用するか、体力に自信がなければ無理しないこと。(住所: 愛媛県今治市吉海町南浦487-4 / 問合せ: 今治市観光課など)
- 絶品グルメ&おしゃれカフェ:
- 『ドルチェ 瀬戸田本店』(生口島): サイクリスト御用達のジェラート店。瀬戸田産柑橘の味が人気!(住所: 広島県尾道市瀬戸田町林20-8 / 電話: 0845-26-4046 ※要確認)
- 『はっさく屋』(因島): 因島名物「はっさく大福」ならココ!季節限定営業に注意。(住所: 広島県尾道市因島大浜町246-1 / 電話: 0845-24-0715 ※要確認)
- 『よしうみいきいき館』(大島): 来島海峡大橋のたもと。新鮮魚介の海鮮七輪BBQが大人気!(住所: 愛媛県今治市吉海町名4520-2 / 電話: 0897-84-3710 ※要確認)
- その他: 各島には海が見えるおしゃれなカフェや、地元の食材を使ったレストランなどが点在しています。事前にリサーチしておくのも楽しいですよ!
- 道の駅・産直市でリフレッシュ:
- 『道の駅 多々羅しまなみ公園』(大三島): 「サイクリストの聖地」碑がある。レストラン・お土産も。(住所: 愛媛県今治市上浦町井口9180-2 / 電話: 0897-87-3866 ※要確認) 足湯がある場合も(要確認)。
- 『道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた』(伯方島): 「伯方の塩ソフトクリーム」が名物。(住所: 愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1 / 電話: 0897-72-3300 ※要確認)
- 地域の温かさ「サイクルオアシス」: 地域住民や店舗が提供する無料休憩所。トイレや空気入れを借りられることも。青い旗が目印です。
「ゆるっと」を楽しむための服装と持ち物
無理せず楽しむためには、快適さ重視の装備が大切!
- 服装: とにかく楽ちん重視!締め付けない動きやすい服装。パッド付きインナーパンツがおすすめ。
- 持ち物: 必須アイテム(飲み物、タオル、お金、スマホ、保険証、ヘルメット)に加え、日焼け対策グッズ、モバイルバッテリー、小さなおやつ、絆創膏、痛み止めなどがあると安心。荷物は最小限に。
不安を解消!知っておきたい豆知識
- 道はブルーラインを信じて! 不安なら地図アプリも併用。
- トラブル時はレンタサイクル店に相談! 事前に連絡先を確認。
- 「無理しない」が一番大事! 疲れたら休む、引き返す勇気も。
- いざという時の交通手段(バス、タクシー、フェリー)も調べておくと安心。
まとめ:あなただけのペースで、しまなみ海道を満喫しよう!
自転車に乗るのが得意じゃなくても、体力に自信がなくても、しまなみ海道を楽しむ方法はたくさんあります!
電動アシスト自転車という強い味方を借りたり、走る距離を短くしたり、フェリーを使ったり…。そして何より、「ゆるっと、自分のペースで楽しむ」という気持ちが大切です。
美しい景色、美味しいグルメ、島の人々との出会い…。スピードを出さなくても、しまなみ海道の魅力は十分に感じられます。
ぜひこの記事を参考に、あなただけの「ゆるっとサイクリングプラン」を立てて、最高のしまなみ海道デビューを果たしてくださいね!
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