「しまなみ海道を自転車で走ってみたい!」
瀬戸内海の絶景を眺めながら、島々を結ぶ橋を渡るサイクリング。想像するだけで、ワクワクしますよね。でも、その一方で…
「体力に全然自信がないんだけど…」 「70kmって長すぎない?どれくらい時間かかるの?」 「どんな格好で行けばいいの?」 「道に迷ったり、パンクしたりしたらどうしよう…」
などなど、初めての挑戦には不安がつきものです。
でも、大丈夫!しまなみ海道は、初心者の方でもしっかり準備をすれば、安全に楽しく走れるように整備された素晴らしいコースなんです。
この記事では、そんなしまなみ海道サイクリング初心者の皆さんが抱えがちな疑問や不安に、Q&A形式でズバリお答えします! さらに、失敗しない服装選びや無理のない時間の計画方法についても詳しく解説。
この記事を読めば、あなたの不安はきっと解消され、「よし、行ってみよう!」と前向きな気持ちになれるはず。さあ、一緒にしまなみ海道デビューへの扉を開きましょう!
(最終更新日: 2025年4月28日 時点の情報に基づいています。)
【しまなみ海道 Q&A】初心者のギモン、ここで解決!
さっそく、初心者の皆さんが気になるであろう疑問に答えていきます!
Q1. 体力に全く自信がないけど、本当に走れますか?
A1. 大丈夫です!コースを選べば楽しめます! しまなみ海道=全長70km走破、と思われがちですが、必ずしも全区間を走る必要はありません。初心者の方向けには、
- 比較的平坦な島(例:生口島)を一周するコース
- 橋を渡る体験ができる短めの片道コース(例:尾道→因島、今治→大島) など、体力に合わせたプランが組めます。 さらに、電動アシスト自転車をレンタルすれば、坂道もラクラク!無理せず、景色やグルメを楽しむことを目的に、自分に合ったコースを選びましょう。
Q2. 全長70kmって、自転車だとどれくらいの時間がかかりますか?
A2. 休憩込みで6時間~10時間以上が目安。初心者は分割がおすすめ! サイクリングに慣れた人なら4~5時間で走破することもありますが、初心者の場合、平均時速10km~15kmくらいで、景色を楽しんだり、休憩したりする時間を含めると、最低でも6時間、余裕を持つなら8~10時間以上は見ておきたいところです。 日帰りで全区間走破はかなりハード。途中の島で1泊するプランや、レンタサイクルの乗り捨てシステムを活用して、走る区間を短くするのが初心者には現実的でおすすめです。
Q3. どんな自転車がいいですか?レンタサイクルはありますか?
A3. 初心者はクロスバイクか電動アシストが◎。レンタサイクルが便利! スポーツタイプの自転車に慣れていない方は、クロスバイクが比較的乗りやすくおすすめです。坂道が心配な方、体力に自信がない方は迷わず電動アシスト自転車を選びましょう。 しまなみ海道には、公共のレンタサイクルシステムがあり、尾道・今治や各島のターミナルで自転車を借りられます。ヘルメットも無料で借りられますし、乗り捨て(借りた場所以外で返却)が可能なのが非常に便利です。(※電動アシストなど一部車種は乗り捨て不可の場合あり)繁忙期は予約をおすすめします。
Q4. 方向音痴なのですが、道に迷いませんか?
A4. ブルーラインがあるので、基本的に迷いにくいです! しまなみ海道の推奨サイクリングロードには、地面に「ブルーライン」という青い線が引かれています。この線をたどっていけば、基本的に迷うことなく目的地までたどり着けます。ただし、島内の脇道に入る場合などは注意が必要なので、スマートフォンの地図アプリなども併用するとより安心です。
Q5. 坂道はキツいですか…?
A5. 大きな橋へのアプローチ坂がメインです。 島と島を結ぶ大きな橋(来島海峡大橋、因島大橋など)に上がるためのアプローチ道路が、長く緩やかな坂道になっています。ここが一番の頑張りどころ。でも、景色が開けて橋の上に出た時の爽快感は格別です! 電動アシスト自転車なら、この坂道も心配いりません。また、生口島のように比較的平坦な島もあります。
Q6. 服装はどんなものがいいですか?
A6. 動きやすく、汗を吸い、温度調節できるものが基本です! 専用のサイクルウェアでなくても大丈夫。Tシャツに動きやすいパンツ(ストレッチ素材など)、スニーカーといったスタイルでOKです。ただし、汗をかきやすいので吸汗速乾性のある素材を選んだり、重ね着で温度調節できるようにするのがポイント。お尻の痛みが心配な方は、パッド付きのインナーパンツがあると快適さが全然違います! (※詳細は後のセクションで詳しく解説します)
Q7. 持ち物は何が必要ですか?
A7. 飲み物、タオル、お金、スマホは最低限必要です。 必須なのは、水分補給のための飲み物(多めに!)、汗拭きタオル、レンタサイクル代や飲食代のためのお金、連絡や地図確認のためのスマートフォンです。 その他、日焼け止め、サングラス、帽子、モバイルバッテリー、簡単な補給食、絆創膏などがあると便利。ヘルメットはレンタルできますが着用義務があります。荷物はリュックサックで背負うのが一般的です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
Q8. 自転車がパンクしたらどうすればいいですか?
A8. まずは落ち着いて安全な場所に移動しましょう。 レンタサイクルを利用している場合は、借りる際にパンク等のトラブル対応について確認しておきましょう。簡単な修理キットを貸してくれたり、レスキューサービス(有料の場合あり)があったりすることも。対応が難しい場合は、無理せず最寄りのレンタサイクルターミナルやサイクルオアシスに連絡・相談しましょう。
Q9. 一人旅でも大丈夫ですか?女性だけでも安全ですか?
A9. はい、多くの方が一人旅や女性グループで楽しまれています。 しまなみ海道はサイクリストが多く訪れ、日中は比較的人通りもあります。ブルーラインや案内表示もしっかりしているので、一人でも走りやすい環境です。 ただし、一般的な注意として、日没後の走行は避ける、人気の少ない脇道には注意する、困ったときは遠慮なく周りの人やお店に助けを求めるなどを心がけましょう。
Q10. だいたい費用はどれくらいかかりますか?
A10. 日帰りなら数千円から可能です。 主な費用は、レンタサイクル代(1日2,000円~+保証料1,100円)、交通費(スタート地点まで)、飲食代です。日帰りであれば、これらで5,000円~10,000円程度が目安でしょうか。 宿泊する場合は、これに宿泊費が加わります。嬉しいことに、橋の通行料金は現在(2026年3月31日まで)無料です!
Q11. サイクリング中の荷物はどうすればいいですか?
A11. リュックサックが基本。配送サービスも利用可能。 必要な持ち物はリュックサックに入れて背負って走るのが一般的です。あまり荷物を多く持ちたくない場合は、手荷物を宿泊先やゴール地点まで配送してくれるサービス(有料)もあります。事前に調べておくと便利です。
Q12. トイレや休憩できる場所は十分にありますか?
A12. はい、心配いりません! 各島には道の駅、公園、観光施設、コンビニなどが点在しており、トイレ休憩には困らないでしょう。また、地域住民の方々などが提供する無料休憩所**「サイクルオアシス」**も多く設置されており、気軽に立ち寄れます(青い旗が目印)。
【重点解説】初心者向け!失敗しない服装選び
快適なサイクリングは服装選びから!ポイントを押さえて、ストレスなく走れる準備をしましょう。
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トップス: 汗をかいてもすぐ乾く吸汗速乾性のTシャツやポロシャツが基本。サイクルジャージがあればベストですが、なくてもOK。日焼け対策や肌寒い時のために、薄手の長袖やアームカバーがあると便利。風を通しにくいウィンドブレーカーは、橋の上や下り坂で重宝します。
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ボトムス: ペダルが漕ぎやすいストレッチ性のあるパンツを選びましょう。裾がチェーンに絡まないよう、タイトなものや七分丈、裾を留められるタイプがおすすめです。一番のおすすめは、パッド付きのサイクリングパンツやインナーパンツ! これがあるだけでお尻の痛みが劇的に軽減されます。初心者の方にこそ試してほしいアイテムです。
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靴: スニーカーなどの運動靴でOK。ペダルが漕ぎやすく、滑りにくいものを選びましょう。サンダルやヒールは危険なのでNGです。
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その他:
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季節ごとの注意:
- 春・秋: 昼夜の寒暖差が大きいので、重ね着で体温調節できるように。
- 夏: 暑さ対策最優先!通気性の良いウェア、帽子、十分な水分補給を。日焼け対策も念入りに。
- 冬: 防寒対策が必須。風を通さないアウター、手袋、ネックウォーマーなどでしっかり体を守りましょう。汗冷えにも注意。
【重点解説】所要時間と無理のない計画の立て方
「どれくらいの距離を走るか」「どれくらいの時間がかかるか」は、計画を立てる上で最も重要です。
- 自分のペースを知ろう: まず、平坦な道を無理なく走れる速度がどれくらいか、イメージしてみましょう。初心者の場合、景色を見ながらゆっくり走ると時速10km~15km程度が目安です。
- 時間計算の注意点: 単純に「距離÷時速」で計算してはいけません!①坂道での速度低下、②休憩時間(食事、トイレ、写真撮影など)、③観光時間を考慮に入れる必要があります。サイクリング時間の1.5倍~2倍程度のトータル時間を見ておくと安心です。
- 初心者におすすめの走行距離: 日帰りの場合、体力にもよりますが、20km~40km程度を目安にするのがおすすめです。これなら、休憩や観光を楽しみながら、無理なくゴールできるでしょう。
- 乗り捨てシステムを賢く活用: 全長走破にこだわらず、「尾道から生口島まで」「大三島から今治まで」のように、乗り捨てシステムを利用して片道だけ走るのも賢い選択です。公共交通機関(バスなど)と組み合わせることも可能です。
- 余裕を持ったスケジュールを: 特に帰りの交通機関の時間が決まっている場合は、時間に余裕を持たせた計画を立てましょう。「思ったより時間がかかった!」とならないように、早めのスタート、早めのゴールを心がけるのが安心です。日没時間も考慮に入れましょう。
まとめ:不安解消!さあ、しまなみ海道へ走り出そう!
しまなみ海道サイクリングに関する疑問や不安は、少しは解消されたでしょうか?
体力、距離、装備、トラブル…色々な心配があると思いますが、しまなみ海道は、それらの不安をカバーしてくれるレンタサイクルシステム、分かりやすい案内表示、そして何より、素晴らしい景色と温かい地域の人々が待っています。
完璧な準備を目指すより、まずは「走ってみたい!」という気持ちを大切に、無理のない計画でチャレンジしてみませんか?
きっと、想像以上の感動と達成感が、あなたを待っていますよ!最高のしまなみ海道デビューを!
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